アニメヲススメ

旧作から最新作まで気になったアニメを紹介したり、アニメに関連する話題を中心にしたブログです。

2015ベストアニメをそろそろ決めよう 候補作品を紹介(オリジナルアニメ編)

2015年もあと2か月。秋アニメも中盤を迎えこれから盛り上がりを見せてくれている今日この頃ではありますが、ここは残り少ない年末へのカウントダウンとして2015年のアニメ作品を少しずつ振り返っていこうという趣旨でやっております。

前回は、ライトノベル原作アニメ編でした。
ka-rinchaco01.hatenablog.jp



いずれこのブログ内でも、私なりのベストアニメを発表したいと思っています。

この記事ではあくまでも私が見た作品の紹介兼、自分なりの資料という扱いなので、「全部のアニメを見ていない、お前ごときがベストアニメを勝手に決めるのはおかしい」と思わる方には、この記事は合わないかもしれませんね。そういった方は、いろんなサイトでベストアニメを決める投票を行うでしょうから、そちらでお楽しみください。


まずは、レギュレーションエントリー条件の紹介から
※レギュレーションという表記がおかしかったのでエントリー条件と修正しました。

2015年ベストアニメ エントリー条件

・2015年に放映されたアニメで私が年内に視聴を終えたものとします。
・2クールアニメは放送が終了した時点で2015年なら候補に含めます(例:SHIROBAKO四月は君の嘘
・分割2クールアニメは同一年度に放映が終了している場合は1作品として扱います。
・分割2クールアニメで複数年度にまたがって放映されている場合は当該年度に放映された分のみの候補に含めます。
・TVシリーズとして企画されモノのみで、OVA・劇場版・単発スペシャルは該当しません。
・30分枠・ショート枠の区別をせずに候補作品に含めます。
・選考に当たっては私の独断と偏見で行います。

本来ならクールごとに振り返るのが定石ではありますが、今回はちょっと趣向を凝らして各ジャンル別に紹介していきたいと思います。
今回は、原作を持たないオリジナルのアニメシリーズを紹介していきたいと思います。

候補作品の紹介

アルドノア・ゼロ第2期

人類が火星まで生活圏を伸ばした世界で、圧倒的な力を誇る火星騎士が操るスーパーロボットを地球製のリアルロボットが知恵と工夫で打ち倒すお話。
第1期が前年の夏クールで放送され、衝撃的なラストを受けての2クール目。両主人公がそれぞれの軍内部での立場が変化したことによって物語のスケールが一段スケールアップした。戦術級から戦略級に格が上がったといえばイメージが付きやすいか。
その反面、1期の面白さであった、どうやって倒していいのかわからない火星のスーパーロボットを地球側の練習機で知恵と工夫で打ち倒す感が若干弱くなってしまったのはちょっと残念。

ただ、オリジナルアニメの良さである、先が読めない展開の妙というかラストへの持って行きかたは充分に堪能できた面白い作品です。
www.aldnoahzero.com
[asin:B014PE47Q4:detail]

夜ノヤッターマン

タイムボカンシリーズ及び、ヤッターマンシリーズにおいてこの作品がどのようなポジションかわからなかったが、一応オリジナルアニメとしてカウントした。
第1話だけ見ると骨太な社会派アニメに仕上げてくるのかとも思ったが、そんなことはなかった。むしろ結局は、ヤッターマンシリーズの流れの中にある一作だった。ラストまで見るとハッキリとこの作品がスピンオフでもオマージュでもなくて、夜ノヤッターマンヤッターマンだったということがわかります。
yatterman.jp

DOG DAYS´´(第3期)

人気オリジナルアニメシリーズの第3弾。もともとキャストの豪華さが一つの売りでもありましたが、今回もさらにスケールアップ。
肝心のストーリーは相変わらず登場人物をなるべく悪者にしないように、悪いことはすべて魔物に押し付けてハッピーエンドを狙っていくスタイル。別に、この展開は嫌いじゃないし信念もってやっているとは思うが、ネタとしてはマンネリ化した印象。これはこれで、完成された世界だと思うが、これ以上は難しいのではないかと限界を思わせる内容になってしまっている。

ただ、バトルもののアニメで最近の作品は特に殺伐とした世界観を持つアニメが増えているように思えるので、ここまで徹底しているとすがすがしいというか一服の清涼剤の役割を果たしている作品だとと思う。
ホッコリとしたバトルアニメをお探しの人はこちらを見ることをお薦めします。(なるべく第1期から見てね)
www.dogdays.tv

ユリ熊嵐

少女革命ウテナ・廻るピングドラムを制作した幾原邦彦氏が再び監督を務めた作品。ウテナ3クール・ピンドラ2クールと来て今作は1クール。話がうまくまとまるのか?という私の心配をいい意味で裏切り、いい感じでまとめ上げた作品。
幾原監督の抽象的かつ前衛的な表現方法は相変わらずですが、これまでの作品よりははるかに内容もテーマもわかりやすくなっている。1クールでまとめなければならないという事情も関係しているのかとも思う。
演出は相変わらず前衛的かつ今まで控えめだった百合要素も前面に押し出されている感じ。「ガウガウ」や「ショック!クマショック!」などの擬音やインパクトに残るフレーズの使い方は流石の幾原テイスト。

作品の雰囲気も含めて、私はすごく好きなのですが売り上げもあまり芳しくないし、世間でもあまり評判になってない様子なのがとても残念。
TVアニメ「ユリ熊嵐」公式サイト
[asin:4344834658:detail]

プラスティック・メモリーズ

MAGES.のシナリオライター林直孝さんが手掛けたオリジナルアニメ。ヒロインのアイラのポンコツ振りをめでる作品。
設定厨の私にとってはガバガバな世界観が気になって設定そのものが感動を演出するためだけの装置に見えて非常に気に食わなった。なのにも係わらず最後まで見てしまったのは、ヒロインアイラがポンコツかわいかったからです。
流石に、泣きはしなかったものの結局ちょっとジーンと来てしまったのですから恐るべしヒロイン力。

もう1点私がこの作品を評価しているポイントは見せたいものがハッキリしている点。この作品はどんな手段を使ってもラストで視聴者を泣かせたいという意欲を感じました。その心意気は素直に称賛したい。
www.plastic-memories.jp
[asin:B014WAMDW6:detail]

えとたま

2Dシーンと3Dシーンをうまく組み合わせたオリジナルアニメ。2Dパートではキャラの個性を活かした日常コメディが中心だが、対する3Dシーンは主にキャラクター同士のバトルシーンが描かれている。
キャラが十二支をモチーフとしているため、主人公&ヒロイン+十二支と14名のメインキャラがいるため、キャラの掘り下げが若干甘いところは見受けられるものの、その中でも重要なポジションについているにゃーたんとちゅーたんの二人のキャラのライバル関係のストーリーは面白かったですね。
http://etotama.com/etotama.com

パンチライン

ノイタミナ枠のちょっと不思議なSFコメディ。第1話からは想像できないくらい後半に行くにつれてスケールが大きくなりより面白くなってくる。
ネタバレを避けるので詳しくはかけないが、シナリオの構成が非常にうまくできている印象。序盤は若干退屈にも感じられる部分があるが、第6話以降加速度的に面白くなってくる。
そのうちレビュー記事アップするかも。
www.punchline.jp

Charlotte [シャーロット]

大ヒット作Angel Beatsを生み出した麻枝准×PA.Worksタッグの最新作。事前の期待があまりにも高かったため設定回りで多少の不満感が残ったものの、それを差し引けば納得できるくらいの高いクオリティの作品。
思春期だけに現れる不完全な特殊能力を持った超能力者たちのSF青春もの。この作品の良かったところは考察の面白さを体験できたところですね。公式からの情報も上手くコントロールされていてリアルタイムでみる楽しみっていうのを久々に味わうことが出来ました。それゆえに、一気見したらまた印象が変わるんでしょうね。時間が出来たら試してみたい。
charlotte-anime.jp
[asin:B016CVSASO:detail]

Classroom☆Crisisクラスルームクライシス

近未来のロケット開発をめぐる企業と学生の駆け引きを描いた作品。学校のクラスがそのまま企業内の一部署になっているという斬新な設定はあるものの、描かれている内容は校内のことより社内での駆け引きが中心。申し訳程度にラブコメ要素があるが蛇足だったような気もします。
設定が斬新で内容も他のアニメとは一線を画す内容なので、個人的にはすごく楽しめたのだが、あまり話題に登らなかったのは非常に残念。
第1話で作品全体の印象をつかみきれなかったという意見も多いみたいなので、1話切りしている人には敬遠されたのかもしれませんね。
www.classroom-crisis.com
[asin:B00Y5HY9MY:detail]

その他の作品にも一言コメント

デス・パレード

第2話まで見た。録画に失敗してから見てない。面白そうな気はしたんだけどなぁ。

蒼穹のファフナー EXODUS

キャラデザが苦手で敬遠していた作品。シナリオはすごく面白そうなのでいつかぶっ通しで見たいなぁと思っている。未視聴。

ローリング☆ガールズ

現在改めて視聴中。放送当時は惰性で途中まで見てたが、改めて見ると結構いける。世界観とか色使いとか、ロードムービーっぽさが好き。

SHOW BY ROCK!!

2話で話についていけなくなった。自分がおっさんだというのを再確認した作品。

放課後のプレアデス

ホッコリする魔法少女アニメ。ラストの展開は結構ひねっていて好きです。

戦姫絶唱シンフォギアGX (第3期)

6話ぐらい?(響父が出てきたくらい)で止まってしまった。非常に作品全体がパワーアップしている(歌とか)のは実感できるが単純にシナリオがあんまりおもしろくなくなった気が・・・。とはいっても好きな作品なので年内には視聴を完了したい。

総評

コメントを打ち込んでいて結構厳しめの評価を下している作品が多いことに気が付いた。しかし、それはオリジナル作品ゆえの期待の裏返しだと思ってください。オリジナル作品だということで私の中では評価に下駄はかせてますからw。

どの作品もオリジナルということで、設定や世界観に工夫がみられる意欲作がとても多いのがうれしいですね。その分、需要がニッチで円盤の売り上げが芳しくない作品も多いというのが非常に残念ですね。このままいくと、確実に原作ファンの需要が見込まれる漫画・ラノベ作品のアニメ化の傾向に拍車がかかり、オリジナル作品が皆無なクールもいつか出てくるのではないかという不安がよぎります。

最後に

次回は漫画原作の作品にスポット当てたいのですが、作品数が多いのでクールごとにしようと思っています。