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アニメヲススメ

旧作から最新作まで気になったアニメを紹介したり、アニメに関連する話題を中心にしたブログです。

首都圏の劇場・ホール不足問題についてアニオタ視点で考えた

アニメ アニソン アニメ-アニオタ

ちょっとお堅いテーマにお付き合い願います。

アニメにおける首都圏と地方の格差については、過去記事ka-rinchaco01.hatenablog.jp

で少し触れています。

この記事で、触れたのはあくまでもアニメの放送のみ。しかし、アニメにおける格差は実際これだけではない。生で製作スタッフや声優に会うことのできるアニメイベントのほとんどが首都圏で開催されています。

でも、出演者である製作スタッフや声優も普段から東京で活動しているわけですから、移動交通費を考えたら仕方ないことですが地方民が交通費と宿泊費を捻出して参加するほかありません。
そのかわりに、多くのイベントやラジオでは「一番遠くから来た人手を上げて」とMCで聞いているのを見ると、単純に興味があって聞いているのではなく、遠くから来たファンに感謝を込めてMCをしているんだと好感が持てます。

さて、その数多くのイベントですがちょっとしたピンチに立たされているというのです。それは、首都圏の劇場・ホールの不足問題。

詳しい内容はこちらをご覧ください。www.musicman-net.com

JAM Projectの影山さんも会見に出席・発言されてます。

このことはアニメとは決して無関係ではありません
現在の円盤売り上げを左右しているモノの一つに、第1巻ないし第2巻にほとんどの作品で「イベント優先販売申込券」が封入されていることがほとんどです。これが、会場を抑えられなくて開催できないとなると、イベント優先販売申込券目当てで買っていた人の分だけ売り上げが下がることにつながります。円盤の売り上げはトータルよりもとにかく第1巻の数字が重要という説も出回っているので深刻な事態になりかねません。

えっ!ここまでは実害があるのは結局イベントの多かった首都圏だけだろ?」という地方民の方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、そんなことは全くありません。地方にも影響が出る可能性があります。

それは、アニソンライブツアー問題。
これはアニソンに限った話ではないのですが、ライブツアーを行うときにまず東京公演を外すことはしない。それは、東京公演の利益を確保したうえで地方公演を行うからとの理由のようです。そもそも、地方公演はスタッフの宿泊交通費がかかるので利益が出にくい構図だというのもうなずける話です。

実際問題、先ほどリンクを張った記事でもサカナクションの山口一郎さんが

「関東でのコンサートは一番収益を得ることができます。地方公演になるとスタッフごと移動しなければならなかったり、機材の運搬費用などで経済的な負担が大きい。関東でのコンサートが不足すると地方にも行けなくなるという問題もある」

という発言をされていて、影山さんも

JAM Projectは来年の6月からスタートする全国ツアーの日程を組み始めているが、東京の会場がなかなか決められないので、それに続く地方会場の規模や日数も決められない状況です」

と、暗にその事実を裏付ける発言をしています。

つまり、東京でライブを開催できないアーティストが地方のみの公演を行うわけがないということ。これでは地方に影響が出るのは必至のようです。
これは、地方のアニオタにとっても他人ごとではなくなってきたと思います。

では、どのように解決するかというと、これからホールをジャンジャン建設するというのは物理的にも現実的ではないように感じます。
となれば既存の施設の有効活用という選択肢しかないんでしょうね。私は首都圏のホール事情に詳しくないのでアバウトな提案にしかなりませんが、例えば、既存施設であまりコンサート等に貸し出していない施設の利用基準を緩和するとかでしょうか。そうは言っても、そこにも既存の利用者が一定数いるので調整は困難になると思います。

大事なことは、首都圏であろうと地方であろうと多くの人たちがこの問題に関心を寄せて意見を出すってことなんでしょうね。それが的外れな意見であっても問題意識を持っている人が増えれば増えるほど解決するためのうねりを作り出すことが出来るのですから。
ましてや、先に述べた通り首都圏民も地方民も関係なくアニオタにとっては身近な問題のはず。

私も、少しでも多くの人が関心をもってもらうためにこの記事を執筆いたしました。

最後に

最後に蛇足ではありますが、この記事を執筆するきっかけとなったブログをご紹介。gudachan.hatenablog.com
ボンダイさんのブログです。
この方は、日ごろから地方に対して辛辣にモノを申されています。この記事でも、ホール現象問題の元凶は地方都市・地方交付税にあるという私から見ると全く的外れな論評をなさっています。
要は、「東京で稼いだ税金は東京で使わないのはおかしい」「地方交付税で地方に文化施設を建てるのはおかしい」ということのようです。

私からすると、地方は東京に労働力を奪われ、全国規模の会社が東京に本社を置いて東京で法人税を払っているんだから地方交付税措置は当然。というか、労働人口が出て行って高齢化率が40%を超えている自治体に地方交付税が当たらないのは、地方民にシネと言っているのと同じだと思いますが。
文化施設の件は、公共施設が高度成長期に首都圏中心で整備され、ようやく平成に入り地方でも整備された途端に「老朽化してるんだから首都圏に整備しないのはおかしい」っていちゃもんをつけるのは、それこそちゃんちゃらおかしいと思いますよ。

しかし、このブログを読んだからこの問題に気付くことができて、このように皆さんに知ってもらうべく記事を執筆できたのですから、その点については感謝しなければなりませんね。

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