アニメヲススメ

旧作から最新作まで気になったアニメを紹介したり、アニメに関連する話題を中心にしたブログです。

表現の自由・言論の自由・報道の自由

先日上げた記事がブコメで叩かれました。

他のブロガーさんみたいに激しく炎上したわけじゃないですが、それでもコメントをくれた方の大半が厳しいものでした。

[B! 環境衛生] 健常者だってWCを我慢できないこともあるよ。障がい者団体はAVに自粛要請する前に利用しやすいWCを増やす要望しようぜ。 - アニメヲススメ

まあ、賛否両論あるだろうなぁ。とは思っていたので、それはそれで、仕方がないかな。


この記事でもそうですが、基本的には表現の自由は守られるべきという考えに立っているので、議論にもならないようなクズみたいなブコメでも、他人を激しく糾弾するようなブコメでも規制するべきではないと考えています。ただ、あまりにもヒドイものはこちらから非表示にさせてもらっています。

要は、他人の口はふさげないけど、自分の耳は自由にふさげるっていうこと。
自分に向かって意見ではなく暴言コメントを吐き捨てていくような方からは、議論したり学ぶこともできませんから、そういう場合はシャットアウト。

とは言いつつも、よっぽどでなければ非表示にはしません。自分とは反対の立場に立っている人の意見っていうのは貴重ですから、参考にさせてもらうことも少なくありません。


では、ここからは今日の本題である、表現の自由言論の自由報道の自由について私の考えを述べていこうと思います。

表現の自由言論の自由報道の自由を考える

多機能トイレのAV自粛要請について

まずは冒頭に紹介した、障がい者団体がAVメーカーに対して多機能トイレを利用した作品の制作について自粛を申し出た件。

確かに、AVを見て多機能トイレで行為に及んだものがいたかもしれない。でも、だからと言ってAVの製作そのものをやめなければならないという理屈は非常に危ういと思います。

このケースが本来問題視するべきは、"多機能トイレを目的外(性行為だけじゃない)に使用している"ということと、"多機能トイレの絶対数が足りない"ということ。

本来なら、こういった目的外使用は、多機能トイレの利用法について啓発活動を行ったり、社会全体のモラルが向上すればおのずと解決する問題だと思います。
それを、ことさらAVだけピックアップしていかがなものかと自粛要請するのはちょっと違うのではないかな。と思うのです。

表現というのは基本的には自由であるべきだと思います。

その自由を担保するため、製作する際に出演者の人権に配慮したり、撮影は法令に反しない範囲で行われるべきだと思いますが、基本的には自由です。

対して今回の多機能トイレ利用問題は、倫理的な問題であって、その倫理的な価値観は人それぞれだと思います。もし、それを規制するならばある程度の時間をかけながらコンセンサスを得るべきだと考えますが、今回のケースのように多機能トイレでの性行為とAVとの因果関係がはっきりしないのならばその限りではないと思います。

政権与党の報道圧力問題について

次に、この件のブコメで私の過去のツィートから安倍信者とレッテルを貼って罵ってきた(ブコメはイラッとして非表示にしているからわからなかったw)ブックマーカーの期待に応えて?、昨年の政府自民党による報道圧力についても私の意見を述べたいと思います。

toyokeizai.net

まず、私のスタンスから言うと現政権についてはかなり高く評価しているのは事実。ブックマーカーさんの言う通りですねww。

でも、信者?と言われると、それは違うな。と思います。

実際、この報道圧力問題の時は「うわっ!」ってなりましたからww。

これは、表現というより言論の自由だと思いますが、基本的に新聞やテレビがどのようにニュースを伝えていても構わないと思います。どんなに偏った番組があっても、地上波全体で見るといい感じでならされるわけなので、特定のTV局を呼びつけて偏っているとするのは、報道の自由言論の自由を侵害していると思います。

また、大西議員の『マスコミを懲らしめるには広告収入を減らせ』はもはや論外。そういう考え方を持っていることまでは否定しませんが、議員という立場にありながら、会合で堂々と発言してしまうことにセンスのなさすら感じます。

ただ、不満があるとすれば検察発表や政府からの発表が各社横並びと感じていますが、これはむしろTV局の問題ではなく、ニュースソースである政府側の問題だと思うので、今の安倍政権はメディアコントロールが巧いを通り越して、少し過剰じゃないかと思うところです。

深夜アニメの規制について

最後に一応アニメのブログなので、アニメのことについてもすこし触れます。

深夜アニメについては各制作会社も知恵を絞りながらよりよい表現方法を模索していると思います。

しかし、HDD録画がこれだけ普及した今、深夜アニメとはいえ子供の目に入ることも考慮が必要なのは時代の流れでしょう。
本来なら、家庭内のしつけで何とかしてほしいとは思うものの、そこをすべて家庭の責任に押し付けるのはやはり厳しいというのが実情でしょうね。

私が提案したいのは、今こそ地デジの機能にある視聴制限(ペアレンタルコントロール)を活用すべきでしょう。最近、ゲーム機器ではすでに一般的になりつつありますが放送で利用しているのはAT-Xでしか見たことがありません。

技術的なハードルがあるのかもしれませんがゾーンニングという観点からは有効な手段だと思います。

また、PCやスマホでの配信サービスにおいても利用主体によってゾーンニングすることはさほど難しくはないはず。これならば今までよりもう少し踏み込んだ映像表現が可能になるかもしれないという期待も膨らみますよね。

ひょっとしたら違法視聴なら見れるっていう人もいるかもしれませんが、そもそも、違法視聴はダメですから。
そういったことこそ、保護者が子どもにちゃんと伝えないとだめだと思いますよ。

最後に

結局、まとまりのないエントリーになってしまいました。

多機能トイレの話については、先日の記事をただ焼き直ししただけのものになってしまいました。理由としては、できるだけ余計な文言で足元をすくわれたくはないという気持ちが働いてしまって、かなり慎重な言い回しになってしまいましたね。

ブログの書き手としては文言をかなり厳選しているということを、直情的にコメントしてくる一部のブックマーカーの皆さんにもわかってもらいたいものですw

後段のアニメ関連の部分は私が常日頃から思っていたことを書きだしました。本来ならもっと解説を入れながら詳しく記事を書ければ良かったんですが、依然それを書こうとして断念した経過もあったんで、なるべくくどくならないように配慮しました。

まだまだ、賛否両論の面があると思います。
今後も私の中で考え続けたいテーマでありますので、また別のケースが出てきたら記事にしていきたいと思います。