2013アニメ ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation 感想~ゲームの雰囲気を完全再現した。アニメとしても面白い
夏アニメで、ついにダンガンロンパシリーズの最新作ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-が放送されますね。
しかも、未来編と絶望編という異なるシナリオを同じ週にそれぞれ1話ずつ放映するとか、ちょっと気がくるっているとしか思えない放送スケジュールを組んでおります。
製作陣も大変ですね。
それぐらいしなければ、これまでいろいろなチャレンジで度肝を抜いてきたダンガンロンパシリーズの最新作としてはふさわしくないということでしょうか。
さて、今回はアニメシリーズの原点となる2013アニメ ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animationを取り上げたいと思います。
もともとは、PSPのゲーム原作でアニメ放送に合わせて、2と一緒に抱き合わせでPSVに移植された、スパイクチュンソフトの人気作。
アニメ化直前にPSP版をプレイしたのですが、休みを駆使して3日ぐらいで一気にクリアしたのを思い出しますw。
ちなみにVita版も買いなおしたので、今でもいつでも遊べます。
[asin:B00DS3SZMQ:detail]
あらすじ
さて、アニメの方ですがまずはあらすじから。
今回は、ウキペディア先生の微妙に不完全と言われているあらすじを転載しますね。
どこにでもいそうな平凡な少年・苗木誠は、「超高校級の才能」を持つ現役高校生しか入学出来ない羨望の象徴「希望ヶ峰学園」に「超高校級の幸運」として抽選で選ばれたことを機に、「卒業すれば人生の成功が約束される」というこの学園に入学することになる。
迎えた入学式の日、意気揚々と希望ヶ峰学園の中へ入っていこうとする苗木だったが、玄関ホールに入ったところで急激なめまいに襲われ意識を失ってしまう。
苗木が目を覚ますと、そこは既に学園校舎の教室内であった。しかし違和感はそれだけに留まらず、校舎の窓は鉄板で塞がれ監視カメラとテレビモニターが至るところに設置されて圧迫感に満ちており、校舎全体からも異様な雰囲気が漂っていた。
校舎の玄関ホールに戻ってきた苗木はそこに集っていた他の新入生達と出会うが、彼らもみな同様にめまいに襲われ意識を失っていたのだという。異常事態はそれだけではなく、玄関にはそれまでなかった鋼鉄の扉が設置され外界から完全に遮断されており、苗木達新入生は希望ヶ峰学園に幽閉されてしまったことに気付く。
困惑する面々を前に現れた謎のキャラクター「モノクマ」は苗木達を体育館に呼び出し、「学園の中で一生暮らし続けること、外に出たければ誰か他の生徒を殺さなければならない」という恐ろしいルールを告げる。
これが「コロシアイ学園生活」の始まりであった。(TVアニメ動画『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』のwikipedia・公式サイト等参照)
私がこの作品の好きなところ
典型的な密室ミステリーという枠には収まらない面白さ
超高校級の才能を持った人材を集めて、学校に閉じ込めコロシアイ学園生活を始める・・・。
ここまでなら、ありがちな導入部分なのだが、この作品の凄いところは実際にコロシアイが起きた場合には『学級裁判』という多数決で犯人を決めつけて処刑を行うというところ。
そこで、罪を誰かに擦り付ければ、無事にその真犯人はこのコロシアイ学園生活から脱出できる。
上手いこと考えたものです。
そして、最初は15人いた同級生たちも、殺される1名+真犯人が処刑1名で、最低でも2名ずつ物語から退場していくので、物語が進めば進むほど、どんどん人が減っていく・・・。
緊張感が増していきます。
これが、この作品の引き込まれるところですね。
萌えとは一線画すキャラデザと色使い
最近の作品にありがちな萌えを前面に出すキャラデザではないですが、個性的で私は好きですよ。
むしろ、萌え絵よりある意味可愛らしく見える。
それ以上にビックリしたのは、殺人シーンには欠かせない血の表現。
何と、この作品では血の色がピンク!
ゲームをやっていたからすでに知っていたものの、やっぱりインパクトが並とは違いますね。
非日常感を出しつつも、全く非日常っていうわけではないそこの微妙なバランスが最高に面白いです。
ダークキャラクターにCV大山のぶ代を持ってくるセンス
この作品の敵キャラといえば、半分白くて半分黒いクマ。モノクマ。
こいつが、登場人物たちをコロシアイ学園生活に導くのですが、見た目的には愛嬌があってなんとなく憎めない感じをしているんですよね。
それをさらに加速しているのは、CVに大山のぶ代さんを起用しているということ。
その、ドラえもんの声で「コロシアイ学園生活」とか、処刑をしようとしたときに「ワックワクのドッキドキだよね!」とか、しゃべるから違和感がありまくりw。
ここら辺のセンスが、斬新ですよね。
残念ながら、新作では大山のぶ代さんからTARAKOさんにキャスト変更しているんですよね。
まあ、ドラえもんからちびまる子に変わっただけですけどね。
とはいえ、楽しみではあります。