コンビニのエロ本は、もはやそんなにエロくはない
ちょっと前に、こんなブログ記事がありました。
http://blog.kaerucloud.com/entry/fuck-adultcornerblog.kaerucloud.com
ブクマも沢山ついていたので、興味関心を持たれた方はすでにご覧になっているかもしれません。
この記事の中で触れられている理屈には、わからないこともない。
というか、子を思う親の気持ちがこのエントリーを書かせたというのは理解できるんですが、私的には違和感を覚えました。
コンビニのエロ本って、そんなにエロい表紙してないじゃんw。
表紙には、女性が笑顔や官能的な表情を見せているものがほとんどですが、大半の表紙は着衣で写っています。
※コンビニのチェーン店によって誤差があります。特に経営者の裁量権の強いコンビニチェーン店はその限りではありません。
まじまじと見比べてもらえるとわかると思いますが、コンビニによっては、漫画雑誌のグラビアのほうが肌の露出が多いと思います。
それで、許せない!!
と、言われてもw。
ただ、くだんの筆者のご意見を確認すると、そもそも、そんなコーナーがコンビニにあることが許せないということみたいです。
なにも、コンビニ側も野放しにしているわけではありません。
これは、コンビニだけじゃなく、レンタル店や書店の18禁コーナーに出入りしている成人の方にしかわからないと思いますが、コンビニのエロ本っていうのはエロ表現も抑え気味で局部のモザイクも比較的に粗めに作られています。
立ち読みしたときに目に入らないように、ブルーのテープが張られていて、立ち読みできないようにもなっています。
いろいろな配慮をされたうえでの落としどころが今の販売形態なわけで、それ相応の事情があるのですよ。
逆に言えば、表紙が絵っていうだけで性描写があるレディースコミックはコンビニによっては普通に販売しています。
まあ、最近の青年漫画も過激な性表現が増えているし、少年誌だってきわどいものも少なくない。
これは、やっぱ表現の問題なんですよね。
ブコメにはゾーニングの問題じゃないか?っていう人もいるけど、ゾーニングはすでに済んでいる気がしますよ。
例え、コンビニでのエロ本全廃が決まったら次は、商業流通している18禁作品の規制。その後は、エロ本所持に規制がかかり…。って、下セカみたいな話になっちゃうかも。
これは言い過ぎとはいえ、規制というのはいったん始めると、次々と世の中を縛っていくものですから、あれも、これもになりやすいんですよね。
とはいえ、規制するとかしないとかいう前に、コンビニのエロ本っていずれはなくなると思います。
ネットの世界にはエロコンテンツはあふれかえっているし、コンビニでエロ本を買わなければエロを享受できないという層、そのものが減っていると思います。
売れなければ淘汰されていく。つまり、コンビニからエロ本がなくなるのは案外早いかもしれません。