今更だけど、「おたく文化と児童ポルノ」について思ったことを書いてみた(反論)
アニメについて考えるブログ。というタイトルでやってきて2か月がたちました。
アニメの話題を中心にしていますが、時々スポーツの話題に脱線するのはご愛嬌です。
本当なら、もっとアニメの本質論にかっこよく切り込みたいなんていう願望もあるのですが、なかなか上手くいかないわけで、他のブロガーさんの記事を読みながら、自分の能力と努力不足を痛感している毎日。
この記事を書こうと思ったキッカケ
そんなことを思っていると、昨日からすごくきな臭いツィートが世間の話題を呼んでいるようですね。
そう、響けユーフォニアムの作中に出てくる楽器は男根のメタファーと言ってしまった久美薫さん。
ご本人がまとめた記事がありますのでこちらにリンクを張っておきます。
togetter.com
実はこの記事の存在を知ったのは、ねここね (id:nekokone1999)さんのこのブログがキッカケでした。
nekokone.hatenablog.com
相変わらずいつものオタク差別主義者が登場したなぁ。と思いつつ、久美氏に反応するのは炎上マーケティングに同意している気がして嫌だったので、ねここねさんのブログにブックマークを残しました。
それが、こちら。
その後も、件のツィートは様々なところで炎上し続けていたので、賛否両論っていうか否定的な見解に多く触れることが出来ました。
私も、ブロガーの端くれとしてここはひとつ自分の見解をまとめておこう(便乗しよう)と思い、改めて記事を書くことにしました。まあ、すでに旬は過ぎているかもしれませんけどねw。
件のツィートに対する私なりの見解
まず、件のツィートについては、近年まれに見るこじつけだと思いましたが、広い世の中そういった感想を持つ人もいるんだよなぁ。っていうのが本音。
問題になっている、吹奏楽器を男根に見立てたメタファーっていう言葉も、もっと深い考察があって物語の中でこういう位置づけにあるとかいえば、過激な考察をする人程度に収まって、控えめに言ってあまり問題にならなかったと思う。
しかし、氏はこれを児童ポルノと断罪し、西洋人を引き合いに出して論じてしまった。というか、「日本のアニメの大半は西洋人から見れば児童ポルノである」という結論のために利用した。これが炎上してしまった本当の理由だと思う。
実際、この吹奏楽器が男根をイメージさせそれが児童ポルノにつながるというのはかなり無理筋な論理であろう。
そもそも、『児童ポルノ』は実在する青少年たちの人権を守るために取り締まられるべきで、この響けユーフォニアムの誰が人権を傷つけられたというのか?むしろ、氏によって制作陣の表現の自由が侵害されたと言えるでしょう。
ブクマにも書いたが、2次元たたきをする人はそもそもの作品の良し悪し関係なく生理的嫌悪感から表面的な作画だけを捕らえて文句をつけてきているように見える。
実際、氏はツイッターでこう述べている。
『この共犯(アニメの製作者とユーザー)関係を暴く』と宣言していることから、そもそも話し合う余地はないし、徹底的に攻撃してやろうという意図が丸わかりだ。
暴くとは、他人の秘密や悪事・欠点などを探り出して,公表する。暴露する。
個人的には、この『暴く』という言葉を簡単に使ってしまう人は、正義感(間違っているかどうかは別)を振り回して、徹底的に糾弾しようとする人に良く見られる傾向だと思う。
要は、氏には”アニメの製作者、ユーザーはもちろん、擁護する人も含めて健全じゃないから、自分の正義感を用いて断罪する”と言っているに等しいということ。
その証拠に、他のツィートでいろいろ述べているが、アニメに対して建設的な提案は皆無でいかにアニメが児童ポルノと同義かということを切々に語っているに過ぎない。
アニメに嫌悪感を抱く人がいるのは仕方ない
しかし、このようにアニメに対して嫌悪感を抱く人は一定数いても仕方がないと思う。
どんなに説得されても嫌いなものは嫌い。
私だって、カブトムシのカッコよさをどんなにアピールされても、子どものころからカブトムシは好きになれないし。テレビで映像が出てきたらそんなグロ映像流すなよって思う。
きっと、アニメが嫌いな人ってそれぐらい嫌いなんじゃないかなぁと思う。
最近は、アニメの話題が一般的にも浸透してきて、クールジャパンだ、紅白歌合戦だ、町おこしのキャラクターだってアニメを活用する動きは激しくなるばかり。
逆にいえば、これまでテレビのニュースで犯罪者がアニメや漫画を見て犯罪を起こしました。っていうニュースが流れたら、それ見たことかって溜飲を下げていたのかもしれない。
それが、近年のアニメに対して世間が寛容になったことは許しがたいのかもしれません。
いわれのないアニメたたきは許さない
でも、私は決して同情しないし、いわれのないアニメたたきには断固として抵抗する。
この、久美薫氏はこれまでいくつかのアニメに関する著作もあるようだ。
しかし、今回はツィートという形であまたのアニメ好きにケンカを売ったわけだから炎上して当然だと思う。(本人が炎上マーケティングを狙っていれば狙い通りなのだが)
要は、”嫌いなものを無理に好きになれとは言わないが、嫌いだからと言って相手が嫌がるような叩き方をすれば全力で反撃される”ということ。
これから先、久美薫氏はアニメについてどんなに素晴らしい論評をしたとしても「あの吹奏楽器を男根っていったひとね」っていうレッテルを張られ全く信用されない(アニメアンチには絶大な支持されるだろうけど)わけだから、ある意味報いは受けているのかもしれないが。
最後に
自分なりの見解を示そうと思って書いたけど、結局ありきたりな内容になってしまった。これじゃあ、本質的にはねここねさんの記事のほうが感情こもっていて読み物としては一枚も二枚も上手だなぁ。
二番煎じどころか百番煎じくらいの内容で記事としては失格かも。
でも、昨日からモヤモヤしていたことは充分に表現できたと思うんで、これで良しとしますw。
今度はもう少し幅広くいろんな視点を含めた、アニメ愛好者VSアニメアンチについて考察したいと思います。
今回悪目立ちしてしまった響けユーフォニアム
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