書き換え型ゲームソフトの歴史と私
キャス主がよく理解できていないらしく、何それって感じ。
私的には、「確か、フェイトのランサーの持っていた槍がそんな名前だったような…」
ロクに、ゲームもちゃんとやったことがないくせにアニメをちょっと完走したからと言って、うろ覚えの知識をぶっこんだわたし。
私「フェイト」
・・・・・
・・・・・
他の参加者「ファイアーエンブレムだよね・・・」
私「・・・・」
その場に、参加していた大半のツイキャス視聴者は「ファイアーエンブレム」を想像したらしい。
もう、そこで完全敗北な私・・・。
しかし、展開はあらぬ方向へ。
他の参加者「書き換えできるSFCでファイアーエンブレムの新作あったよね」
その書き換えサービスのトークならいける。ファイアーエンブレムのFC版を友達の家で眺めていた私でもついていけるぜ!!
・・・・・・・
ま、結局その話題は大きな盛り上がりを見せずに終了。
その供養もかねて「書き換え型ゲームソフトの歴史と私。」というテーマで記事を書きたいと思います。
ファミコンディスクシステム
私が、子どもの頃。限られた選ばれし家庭に住まう子どもが所有していたゲーム機です。
http://park19.wakwak.com/~fantasy/fds/softlist/fc_disk/index.htmlファミコンに接続するタイプと、ファミコン本体と一体になっているタイプの2種類があって、一体型はツインファミコンという名称でした。
ファミコンカセットはそもそも書き換えは出来ないのですが、このディスクシステムを接続するとそれ専用のカードリッジ端末を読み込むことが出来て、そのカードリッジ自体を書き換えることによって色々なゲームを楽しめるというものです。
基本的は、何本かパッケージ版のソフトを購入してから、そのソフトが飽きたら随時、別のソフトに書き換えるという遊び方が一般的ではなかったのかなぁと思います。書き換え金額も500円ぐらいだったような気がします。
あの、ゼルダの伝説もディスクシステムで発売されたものが初代です。
[asin:B00605I5O2:detail]
ただ、これを持っている家庭が少なくうちのファミコン導入はそれよりもさらに遅れてのことだったので、完全に友達の家で遊ぶものというイメージでしたね。
ソフトインベーダーTAKERU
厳密にいえば書き換え型ゲームではなく、店頭でPCゲームをフロッピーディスクに書き込んでもらうタイプのシステム。
いわば、PCゲームの自動販売機という感じですね。
まだ、このころはwindows95も登場前で、PCはMS-DOSベース(マック系は別)で動いていましたね。
それぞれのメーカーによって互換はなく、NECの98シリーズ、富士通のFMシリーズ、アップルのマッキントッシュ、そして、その他のメーカーのDOS/V機と、今では考えられないほど規格が分かれていました。
購入するにはそれぞれの規格に合ったソフトをラインナップから選び、それに対応した金額を支払ったのちに筐体から払い出されたフロッピーディスクをセットすると書き込みが始まります。
ちなみに、アップルのマッキントッシュ(今で言うmac)は対応していませんでした。
ディスクの書き込みのタイミングと同時に説明書とラベルの印字も始まります。
書き込みと説明書等の印字が終わった後は、自宅に帰ってからディスクにラベルを張り付けて完成。
詳しくは次のリンクのニコニコ大百科で確認してね
ソフトベンダーTAKERUとは (ソフトベンダータケルとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
私が、購入したソフトは、ドラゴンスレイヤー英雄伝説やsuper野球道93、A列車で行こう3、銀河英雄伝説3、あたりだったかな?。
ドラゴンスレイヤー英雄伝説は、なんかバグがあったみたいで、途中でゲームの進行が止まってしまった。その後、ネットで確認したら回避する手段があったみたいだけど、当時はそんなことをつゆも知らず、レベルが上がり続けでカンスト近くまで育っていたような気がしますw。
そんなこんなで、中高生時代はコンシューマのソフトよりPCゲーで遊ぶことの方が多かったですw。
ニンテンドーパワー
さっきご紹介したTAKERUがサービスを終了した97年に登場したのが、ニンテンドーパワー。
SFCの白ロムカートリッジを購入し、ローソンのロッピー端末で書き換えをするサービス。
さて、NINTENDO POWERとは、何か?
スーパーファミコン用ソフトの書き換えシステムのこと。コンビニエンスストアのローソンに設置されている書き換えマシンで、懐かしの大ヒット作からできたてホヤホヤのオリジナル新作まで、なんと150以上ものタイトルをゲットできる! しかも書き換え料は、たったの1000~3000円!今回の特集を見て、欲しいソフトが決まったら、即ローソンに行かなくちゃ!
※ニンテンドーオンラインマガジンより引用
https://www.nintendo.co.jp/nom/9810/index.html
具体的な書き換え方法はこちらを参照
https://www.nintendo.co.jp/nom/9910/taiken/index.html
当時、地元のコンビニがローソンしかなかった私はこのソフトの登場に歓喜に震えましたね。
カートリッジには容量が決まっているけど、その容量内なら複数のソフトを導入可能だったから、1本のカートリッジ丸ごとマリオで固めて遊んだりしていましたw。
でも、ダビスタの新作なんかだと、容量めいいっぱいまで使うから、カードリッジ代 約2,000円とソフトの書き換え代が3,000円くらい。結構、まともな価格になるんですよ。
少し時が過ぎ、私もいつしかローソンでバイトするようになりました。私が働いていた店では、このサービス使っていたのは私しかいなかった。
実際、新規タイトルの発売の予定もガンガン減ってきて、そろそろサービス終了の予感がしていたころ発売されたのがこれ、
「ファーアーエンブレムトラキア776」
[asin:B00EC8D7J2:detail]
[asin:B00OK36NWC:detail]
やっと、冒頭の話に戻って来れましたw。
でも、ファイアーエンブレムシリーズってやったことないんですよね~。
だから、全く思い入れがない。
冒頭でも話ししましたが、友達の家でFC版のプレイを眺めていただけだからw。
このサービスは、途中でゲームボーイソフトの書き換えも追加しましたが、ソフトの中古価格の下落のあおりを受けてローソンでの書き換えは私がバイトをやめることに停止され、ディスクシステム同様に任天堂にカードリッジを送付することで書き換えてもらう方式になり、今では完全にサービスを終了しているみたいです。
最後に
今回紹介した、書き換えサービスはいずれも時代を先取りしたものだと思うんですよね。
今となっては、ネット上のソフトをダウンロードするというのは当たり前の時代になりましたが、その当時は最初仕組みが理解できなかったものです。
結局はそれぞれ商売としては成功したとは言えませんが、任天堂の技術はバーチャルコンソールに生かされているし、TAKERUは通信カラオケに利用されているみたいです。
とはいえ、この手のサービスは提供元が打ち切ってしまえばそれまで、あらゆるネットでのサービス(このはてなブログや各アフィリエイトなど)もその例外ではないです。
ネットでは、書いたものが永遠に残ると言われていますが、逆の側面としてサービスが打ち切られたら一発で努力が水泡に帰すことも考えられます。
そんな、高尚なことも考えつつ、思い出を振り返れて良かったです。