アニメヲススメ

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2010アニメ Angel Beats!-エンジェルビーツ! 感想~

今回取り上げるのは、Angel Beats!

keyの麻枝准原作でPAworks制作のアニメ作品ですね。

アニメと同時展開するはずだったPCゲームの方は遅れて2015年6月に第1作が発売されました。続編はまだ、発売されてないみたいですね。
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衝撃的だったこの作品との出会い

key作品は原作のファンも多くて、これまでアニメ化された「KANON」「Air」「CLANNADO」はいずれも放映当時から高い評価をうけていたと思います。

私は、KANONしか見ていませんでしたが、弟が学生ながらがkey作品にハマっていたので、その時は横目で見ているだけだったんですけどね。

その当時の私のイメージはR-18で泣きゲーとかありえないと思っていたこともあり、あまり興味を持てなかったというのが正直なところです。

なので、この作品も放映当時は全スルーでした。

しかし、2014年末にPCゲーム発売を記念してニコニコで期間限定の無料配信を見たことで私の意識は完全に持っていかれました。

登場キャラの多彩さや物語のテンポの良さ、シリアスとコメディの配分の妙など一気に引き込まれました。

衝撃的な出会い。

この作品最大の魅力はシナリオのテンポとその勢いに尽きると思います。

2クールかけていろんなキャラを掘り下げてほしかったという気持ちもありますが、たくさんのキャラクターを取り上げてじっくり時間をかけてしまうと、序盤の衝撃的な展開や世界の真実がわかった後の出来事が無駄になってしまう気がします。

むしろアニメだからこその演出が映えたのだと私は思います。

では、もう少し掘り下げた感想を綴っていきます。

魅力的なシナリオ構成

まず、シナリオ構成。

序盤。主人公はいきなり異世界で目覚めます。

ここは、「死んだ後の世界だ。」とか、「一度死んでいるから絶対に死ねない。」とか、「一番恐ろしいのは消えることだ」とか・・・。

一生懸命この世界の説明をしてくれています。

初見の視聴者は、主人公と一緒にこの世界の仕組みを知っていく。そんな演出が没入感を高めてくれます。

とはいえ、消える?ということに対して、登場人物たちが異様に怖がっていることにいまいち実感が持てない。

そう思っていたところに現れる、突然の岩沢の消失。

全くリアリティのない設定なのに、この演出によってリアリティがあるように感じられるのは皮肉なものです。

戦線メンバーから聞いていた話に現実感が出てくると同時に、不明だったこの世界の謎も少しづつ明らかになっていく構成には脱帽モノです。

それを、ただシリアスな展開だけを見せるわけではなく、コメディを上手くはさみつつ魅せているため非常にテンポが良くなっているのも特筆すべきところでしょう。

終盤、魅力的なキャラクターが多くいたため個別に深く掘り下げられなかったのは非常に残念でしたが、主人公音無と天使、ユリの物語に絞ったのは全体の攻勢から言うと正解だったと私は思います。

キャラクターについて

キャラクターについては、魅力的なキャラがいっぱいいましたね。

登場人物が多いのに、一人一人がきちんとキャラづけされているのには感服ですね。

ちなみに、私の好きなキャラクターは、日向です。

野球回の時に消えるか?と思わせつつ、物語の重要なところで引っ張っていく役割を背負っていましたが、基本的に仲間想いのいい奴なんですよね。

そんなところが好きですね。

最後に

再度見直したくなってDVDをレンタルしたら麻枝氏書下ろしのキャラクターコメンタリー付きでビックリ。

途中くどい箇所がありますが楽しく見られましたよ。まあ、シリアスシーンは台無しになりますけどね。

とにもかくにも、非常に総合力の高い作品。

見ておいて損のない作品だと思います。

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