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すべてがFになる 第3話 蒼色の邂逅 感想 

アニメレビュー第8弾は『すべてがFになる』の続報記事。第3章 赤い魔法 です。
※この先、ネタバレしていますのでご注意ください。
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前回の終盤に事件が起きたことによって本格的なミステリーの様相を呈してきたこの第3章。
先週の時点では台車に乗っていたモノが、死体なのか人形なのかハッキリしませんでしたが、弓永先生によって「死後数日たっている」と断言されてしまいましたから。
前回の考察記事で、

あれは人形で、四季のおちゃめないたずらなら、現状でわかっていることに説明がつくのですがね。

すべてがFになる 第2話 蒼色の邂逅 感想  - アニメについて考えるブログ

という、私の希望的な楽観説は粉砕してしまったわけであります。正直、四季博士の会話をもう過去シーンと萌絵の回想シーンでしか聞けないとなると、犀川先生同様にかなり残念な気持ちになってしまいます。

あらすじ

今週も公式サイトを引用しますね。

四季の部屋から出てきた死体に動揺を隠せない一同。何があったのか探ろうとするが、現場となった部屋は、完全な密室だったことから、謎は深まっていく。そんな中、研究所の所長で四季の叔父でもある新藤清二が四季の妹・未来を連れて研究所に戻ってきたことで、所内は新たな局面を迎える。

引用:アニメ「すべてがFになるTHE PERFECT INSIDER」公式サイトより
www.f-noitamina.com

相変わらず尻切れトンボなあらすじなので若干補足をしますと、新たな局面とは”ヘリの無線で警察に連絡している新藤所長の戻りが遅いのを心配した一行が改めて所長のもとを訪れると所長はナイフで殺されていた。”
まさか、こんなにあっさり二人目の犠牲者が出ることになるとは、序盤のスローペースは何だったのか。

気になる点はこの後トピックを立てながらまとめて行きます。

登場人物紹介

先週は山根副所長しか紹介しませんでした。今回も、セリフが多かった人たちを紹介。逆にいえばセリフの少なかった人たちは後回しにします。

弓永富彦 CV:佐々木敏

廊下の奥からいきなり出てきた人。四季博士の死体を見て、死後数日たっているとかやけに玄人っぽいなと思ったらちゃんとした医師だったんですね。納得。
もし、山根副所長が空気の読めない人で萌絵が研究所を訪れたときに受診を勧められていたらこの人が出てきたのでしょうか。安易に病気になったと嘘をつくことは非常にリスクが高いということは覚えておかなくてはならないですね。
CVは吹き替えのベテラン佐々木敏さんが担当。私の中では、ザ・ホワイトハウスの首席補佐官レオ・マクギャリーの吹き替えをやっていたのが印象深いです。また、俳優としても活躍されていて踊る大捜査線のTVシリーズで刑事部長役を担当されていました。(恩田すみれさんが、留置所に立てこもった回です)
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水谷主税 CV:伊藤健太郎

太っている男の方の研究員その1です。さかんに「真賀田博士の部屋の扉を閉めておけば、犯人がその中にいるから大丈夫」説を唱える人って印象です。そんなわけねぇだろ!ってツッコミを入れたくなりますね。そんなこんなで、無駄に警備員に喧嘩を売っちゃったりしますが、結構図太いのか多少険悪になっても見解を曲げることはないようです。
CVは伊藤健太郎さん。伊藤健太郎さんといえば座長にワンパン喰らって舞台を降板という話題で声優界をにぎわしましたね。近年では、弱虫ペダルの田所先輩役の印象が強いです。
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島田文子 CV:日笠陽子

女の方の研究員その2です。プログラマということですが、レッドマジックの暴走を一生懸命に止めようとしているのですが上手くいきません。
CVは日笠陽子さん。日笠さんといえばセクシー巨乳美人やギャグキャラのイメージが強いですが、今回の役はかなり地味な印象。こんな役もできるんですね。役柄の幅の広さに感服です。
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新藤清二 CV:咲野俊介

満を持して登場したのに一言もしゃべらないまま死んでしまいました。しかし、これまで13歳の四季の相手をしていた男性が新藤所長だったわけですね。
真賀田四季について現状で一番よく知っていると思わるだけにいきなり死んでしまったのは残念です。でも、裏を返すと一言もしゃべらさないということは犯人に都合の悪いことがあるわけで重要なヒントになる可能性もありますね。
ひょっとすると、四季博士も新藤所長も実は生きていて黒幕だったっていう超展開ならミステリーとしては最悪でも、物語としては最高に盛り上がるような気が勝手にしています。
CVは咲野俊介さん。第1話の考察でも紹介しましたが、吹き替えで非常になじみのある声優です。本当にこの作品は吹き替え作品に多く出演されている声優さんが多い作品ですね。脚本陣も別業種からの参戦の方もいて、そこら辺の作り方がノイタミナらしさなのかもしれません。
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ほかにも、新藤所長の奥さん・四季博士の妹等も出てきましたが次回以降で大丈夫ですよね。後は、警備員ですか。重要な役割を担いそうになったら(犯人とか)改めて紹介しますよ。

気になるトピック

真賀田四季西之園萌絵

萌絵の回想シーンで四季博士と萌絵の面談の様子がたびたび描かれています。その中で、四季博士は萌絵と犀川の出会いについて掘り下げて聞いているシーンがありますね。
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四季「犀川先生をどうしてそんなに好きになったの?」
萌絵「それは・・・、どうして・・・」
四季「最初に先生にあったのはいつですか?覚えていますか?」
萌絵「私が小学校5年生の時です。私より頭のいい大人がいることに驚きました。父を含めてそんな大人にあったことはなかったからです。」
四季「それは幸運でしたね。私にはチャンスがありませんでしたから。

四季と萌絵。両極端な位置にいると思っていましたが、意外な共通点ですね。萌絵の頭の良さは、計算能力の高さと犀川に対する洞察力で十分理解は出来ていたのですが私の想像よりもっと頭が良さそうです。
萌絵も人生の歯車が一つ違ったら四季のような人生を歩むこともあったわけで、この辺の天才が故の危うさというものを強調したシーンとなりました。

その後、萌絵の両親が亡くなった時の話を四季が問いかけますが、どんな様子だったかはこの時点ではまだわかりません。いずれ、明かされることになると思うのでその時が楽しみです。

システムの不具合。完璧だったはずの監視体制

前話で四季博士が台車に乗って登場した時もシステムが障害を起こしていましたが復旧後も外部とは連絡が一切取れないということで障害は続いているようです。どこか、一か所でもアナログな固定電話でもおいておけばこんなことにならなかったのにって一瞬は思いましたが、その場合は線を切断されてしまいますね。外部との連絡が取れないことがクローズドサークルの醍醐味ですから。

また、四季博士の出入りは警備員と監視カメラによる2重チェックということでかなりの厳重さを誇ります。四季博士の登場に気を取られている間に脱出説を犀川同様に思いついたのですがあっさりと否定。そうですよね、そう簡単では困ります。
数日前に電子レンジを購入していることが判明。その荷物の搬入時にチェックしているので無理とのこと。小さい荷物は別のポストがあるようです。

ここまでのことをいったん整理すると。
・システム異常で外部との連絡が電話・メールともに遮断。
・システムの異常はウイルスなどの外部要因ではなく、あらかじめこのタイミングで暴走するように仕組んでいた可能性あり。
・荷物は小さい荷物はポストから。大きい荷物は入り口から搬入。
・数日前に電子レンジを購入したがその搬入時に警備員のチェック済み。
・新藤所長にヘリの無線から外部への連絡をお願いするが殺されてしまう。
・新藤所長が外部に連絡できたかどうかは不明。

まあ、こんなところでしょう。

大胆予想犯人は誰だ?

1.警備員

一番怪しいのは警備員たちですよね。新藤所長が殺されたのも警備員からの報告だったし、荷物の監視役も警備員の仕事。
だけど、警備員だとしたら勤務体制とかがわからないと疑いようがないんですよね。これで不自然なアリバイがあったりしたらもう完璧なんですが。ただ、チャンスが一番多いのは確か。

2.弓永先生

台車の中に潜んでいて一緒に出てくればあの登場の仕方で納得できるのではと考えました。さらに、四季博士の部屋の封鎖を一番早く訴えたのも彼ですからね。
しかし、どうやって四季博士の部屋に入るかという疑問には答えることが出来ません。

3.真賀田四季・新藤所長心中説

個人的に一番推しているのがこの説。システムの暴走から自分の死の演出の仕方までを四季博士がプロデュース。それを実行したのが新藤所長。そして、すべてのカギを握る新藤所長自らが自死を選べばこの怪死事件は永遠に語り継がれるとでも考えたんでしょうかね。
気になるのは、新藤所長のあのモノローグ。13歳の四季との回想もモノローグのうちなんでしょうね。では、あのモノローグは誰に向けられたものなのか?この辺の謎がわかってくれば一気に物語は解決に向かいそうな気がします。

こんな、推理が固まらないうちから大胆予想してもいいんですかね。
間違いなく後から見たら赤っ恥を書くだけだとは思ったんですが、適当なことが言えるのも物語が序盤だからですよね。でも、考察がはかどるアニメは面白い。

最後に

二人目の犠牲者が出て急展開な第三話。次回、第四話ではついに四季博士の部屋に侵入するみたいですね。早くも続きが気になります。

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