すべてがFになる 第9話 黄色の死角 ~儀同さんと島田さんの飲み会の輪には入りたくない!
アニメレビュー第8弾は『すべてがFになる』の続報記事。第9章 黄色の死角 です。
※この先、ネタバレしていますのでご注意ください。
前回までの記事はこちら
ka-rinchaco01.hatenablog.jp
ついに今回から解答編へ。
私も犀川先生になるべく、これに合わせて直前(真夜中)に推理を始めたんですが、あえなく撃沈。
その悲しい記録はこちらで読むことが出来ます。
ka-rinchaco01.hatenablog.jp
あらすじ
研究所のメインシステムが復旧し、島に警察官たちもやってきたが、捜査は依然として難航していた。そんな中、犀川は情報解析と推理、萌絵は得意の計算能力を生かし協力して真相に近づいていく。ついに犀川は、四季の部屋が完全な密室だったという前提を覆す証明を導き出し、犯人との対面に臨むーー。
気になるトピック
密室の謎がやっと解明
思えば、冒頭に紹介した私のつたない推理も、ここが解決しなかったから断念したようなもの。この宿敵を創平は倒してくれました。
四季の部屋に二人で生活していたのは間違いない。入ったことについては、前話のインスピレーションがあったから四季の妊娠。出産までは理解できる。
しかし、創平もかなり悩んでいた通り脱出する手段が思いつかなかったが、萌絵の何気ない発言から時間差の映像トリックに気付けるとはさすがです。
まあ、創平にしてみれば、”出入口は黄色い扉しかない”状況で密室を破るためには抜け道が見つからない以上、”記録映像を改ざんする”しか方法はないわけで、ここに最大限の注意を払っていたからこそ思いついたというところでしょう。
再び登場、儀同さん。
フェリーから単身降りてきたのは1話以来の登場の儀同さん。萌絵が最大限の警戒をしているあの人です。
何しに来たのかと思ったら、島田さんへの取材だった模様。
そういえば、何話か前に島田さんが雑誌の取材を受けるって言ってましたね。
これまでの島田さんのイメージって、スク水きたり男に興味ないって言ったり、男性目線から見るとあんまりアピールポイントがあまりない感じだったんですけど、儀同さんの取材に合わせてちょっと綺麗になっちゃってます。
やっぱり、こういうところは女なんだなぁ。と感じました。
ただ、気になったのはサブカル臭全開の素敵なお部屋。冴えカノの時も気になっていたけど、ノイタミナって横の連携がいいのか過去作品ポスターとかガンガンに出してくるよね。
儀同さんは、相変わらず萌絵をからかって遊んでいますね。萌絵からしたら女の戦いがバチバチって言うところですが、儀同さんにはそんなライバル心はないでしょう。萌絵をからかうことを全力で楽しんでいる感じ。
それにしても、萌絵もちょっとライバル心を燃やし過ぎなんじゃないのかなぁ。
あと、儀同さんと島田さんの飲み会。傍から見ると楽しそうだけど、絶対あの輪には加わりたくない。
計算のできる女。西之園萌絵
この話の終盤。創平がレッドマジックの仕掛けを確認するため島田さんの部屋へ・・・。
実は、結構この行動って謎めいているんですよね。なぜ、島田さんの部屋だったのか?。もっというと、なぜ山根さんじゃダメだったのか?。
7話以降、萌絵&創平が島田さんと打ち解けていたのは事実ですが、ここは山根さんの部屋で確認するのが筋では?。萌絵にしても、宿敵、儀同さんと創平との再開を歓迎することはありえないわけで、この辺はチョット疑問。
まあ、本筋とは全く関係ないですが。
萌絵も、ちゃんと見せ場があってよかった。今回の暗算と、屋上での「だいたい、38分以内」の二つのファインプレー。ついに、第9話にして探偵ものでいうところの助手ポジションをつかみ取った感がありますね。
この数話の間は、どちらかというとヒステリックになったり、冷静さを失ったりと創平とのコンビネーションもしっくり来ていなかったように見えたので。
ここまでの萌絵と創平の関係性で一番しっくり来ていたのは第1話だと思います。お互いが適度な距離感を保っている感じがそう思わせたのかもしれません。しかし、真賀田研究所に来てからは会話上ではうまくコミュニケーションをとれているように見えても、極限状態ということもあって、お互いの嫌な部分まで踏み込んでいるような気がします。
この変化の理由は、今週からやっぱ謎の全貌を創平が解き明かしたからかなぁ。なんて勝手に思っています。
まあ、私だけがそういう風に感じているだけなのかも。あまり自信はありません。
私のつたない推理はあっていたのか?
冒頭に紹介した、私のつたない推理。方向性はあっていたと思うが「クローン」と「娘」はやっぱ違うか。
大甘な採点でやっと△をもらえるレベルだったのは悔しいところ。15年前の四季と、萌絵があった四季のビジュアルに引きずられすぎましたね。
もっと、単純な推理でよかった。
解明されていない部分がまだあるので、最終的な採点は最終話が終わってからでしょう。
残っている謎
この時点で残っている謎は、ざっくり言って「動機」と「今、真賀田四季はどこにいるのか」の二つだけ。
動機については、手掛かりはあるけど私にはそれをつなげることが出来ない。
もう一点の、「今、真賀田四季はどこにいるのか」という謎については、多分、真賀田未来だと思われていた人物が真賀田四季でしょう。
根拠は8話のラストと、遺体が真賀田四季の娘だったということの2点。
これまで、四季が四季であった根拠は萌絵の証言。しかし、創平は萌絵があった四季は四季ではないと言った。9話の推理の内容から言って四季が出産し、その子が四季としてふるまっていたことは明らかだし、もっと言うと、メディアに登場したが3年前ぐらいから、娘だとしても十分に真賀田四季を務めることが出来るぐらい成長したってことでOK。
真賀田四季だって一応は人間なのだから、やっぱり成長するとは思う。
また、真賀田未来が四季本人という根拠は、儀同さんと入れ替わりに島から出てったゼミメンバーに交じって紫色の服を着た女性がいた。その服装が、7話で創平が会話した未来にソックリ。
※左が第7話の未来。右が第9話で乗船した謎の女。
そして、今回の最後で所内のメンバーが一堂に会したが未来の姿が見えなかったこと。
先ほどの8話のラストカットも含めれば、ほぼ間違いないと思います。
そして、その辺の真実を唯一知っていたであろう新藤所長は死んでしまった。表面的には口封じなんだろうけど、私には所長自らが口を閉ざしたとしか考えられない。要は自殺っていうこと。
この辺のことは3話の時点ですでに記事に残してありましたw。
3.真賀田四季・新藤所長心中説 個人的に一番推しているのがこの説。システムの暴走から自分の死の演出の仕方までを四季博士がプロデュース。それを実行したのが新藤所長。そして、すべてのカギを握る新藤所長自らが自死を選べばこの怪死事件は永遠に語り継がれるとでも考えたんでしょうかね。
すべてがFになる 第3話 蒼色の邂逅 感想 - アニメについて考えるブログ
ちなみに、タイトルを間違えているのはご愛嬌ですw。
この時は、心中だと思っていたんですけどね。
あくまでこの自殺説は私の中で感覚的な部分なので具体的な根拠はないのですが、結構いい線言っているんじゃないかと思っています。
最後に
やはり、動機の部分が一番に気になりますね。殺人の動機というよりは、真賀田四季がここまで生きてきて何をなそうとしているのかについて興味がある。創平が四季に惹かれるのがなんとなくわかります。
さて、今回も最後の最後で推理まがいなことをしてしまった。一応、自信がないわけではないが、お恥ずかしい結果にならないことを期待して来週を待ちたいと思います。