アニメヲススメ

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私の中の史上最強AVG この世の果てで恋を唄う少女YU-NO がリメイクされますよ

※2016年1月24日更新


皆さん、「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」というゲームを知っているでしょうか。

1996年末にPCゲーム(PC-98)としてエルフから発売され、その翌年にセガサターンに移植されたアドベンチャーゲーム
PC版は紛れもないR指定。当時クリスマスプレゼントで買ってもらって、大晦日に紅白を見ながらプレイした記憶があります。

当時のエルフは・・・・ってこれを語りだしたら、確実にアウトなのでやめておきましょう。

その後、SS版を自力で購入。SS版はPC版よりも性表現はもちろん、その他の演出面でもかなりマイルドな仕上がりになっています。しかし、作品全体の雰囲気や世界観を壊すものではなく、むしろボイスも追加されたので良移植と言える出来でした。

そして、約20年の時を超え、来年2月にフルリメイク版がMAGES.から発売されることになりました。
yu-no.jp

エルフの他のゲーム達はリメイクされたりしているのに、この作品だけはリメイクされず、絶望的なのかなって思ってました。原作の総合プロデュースをしていた菅野ひろゆき氏が2011年に亡くなられたことが影響しているのかな?。なんて思っている矢先にリメイク決定の第一報が届きました。

正直、うれしかった。

ユーザーとしては、リメイク作を手に取ってみるまで分からない。ということもあるのですが、もう一度あのシナリオを体験してみたいという思いのほうが圧倒的に勝ってますね。

早くやりたい・・・。

YU-NOの良さについて

この作品の何がいいかというと、

圧倒的な設定の深さと、世界観。

基本的にはAVGなんですが、作中にある装置で並行世界を移動しながら謎を解く?というか、大きな目的を果たす。みたいな感じのシナリオなんですが、そのタイムリープに関する設定の量。深さともに半端ない。
個人的にはYU-NOタイムリープものの設定では最高峰にある作品だと思っています。その作品をリメイクするのが、あのシュタゲを生み出したMEGAS.というところにちょっと運命めいたものを感じてしまいます。

2.AVGなのにマップがあるA.D.M.S.

昔のAVGって一本道ストーリーに始まり、YU-NOが発売されるちょっと前にはマルチエンディングの作品が全盛期になっています。ちょっとした回答の差異でストーリーが変わるのが当たり前。コンシューマー機では「弟切草」や「かまいたちの夜」が発売されてました。

なんと、この作品はそのルート分岐をすべてマッピングできるようになっています。今自分はどのルートのどの位置にいるというのが確実にわかるシステム。更には分岐が近くなってくるとそれも教えてくれるようになります。
これだけだとただの便利機能のように見えますが、設定との相性が抜群にいいというのも付け加えておきます。

この作品では、主人公がとった行動のすべてが記録されます。ヒロインAとバットエンドを迎えてヒロインAが死亡したとしてもそれをリセットしてニューゲームではなく、作中の主人公も我々と同じようにヒロインAが死亡したということを体験しつつ分岐点の一番最初に戻ることになります。

また、分岐する地点はマッピングで教えてくれるのですがほとんどの場合コマンドを選択するわけではなく、ルートBに行くためには道具が必要になってきます。その道具を手に入れていないと否応なしにルートAに行ってしまうのですが、適切な道具があればそれを利用することでルートBに行くことが出来るというわけ。

つまり、主人公の体験がダイレクトにフィードバックしてくる。その没入感がものすごいです。

その後私もいろんなAVGをプレイしましたがこの作品に勝る作品がいまだに現れていないのは、このシステムのおかげだと思っています。

リメイク版でもとっても豪華な声優陣

SS版もヒロイン等にはボイスが付いていましたが、今回はフルボイスとのこと。
配役的にはSS版も当時の売れっ子声優が勢ぞろいでかなり華やかな感じでしたが、今回もかなり豪華な配役になっています。

注目は私イチオシヒロインの波多乃神奈ちゃんは内田真礼さんが担当されるとのこと。SS版は今井由香さんでしたが、イメージ的には悪くないです。神奈はクールキャラなのですが、内田さんの演技ってテンションの高い役もいいんですが、トーンを落としたクールな役も上手なんですよね。

ちなみに左が旧デザイン。右が新デザイン。
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新デザインのほうが垢ぬけている感じがしますね。イメージ的には前髪ぱっつんな旧デザインのほうが好みなんですけど、それは現代風アレンジということで。

他にもツンデレ縦ロールお嬢様役に釘宮理恵さん。学長秘書のお姉さまに大西沙織さんをキャスティングするとはMAGES.も分かってますね。
特に、保健室のナイスバディ先生。SS版の久川綾さんも良かったんですが、今回は小林ゆう画伯。ということでずいぶんパンチのある起用には、かなりの期待を持っています。

その他のキャストについては公式でご確認ください。

最後に

来年2016年2月18日の発売のようです。最初の発表があったのが今年の7月ですから意外と早く仕上がったという印象ですね。

完全リメイクとはいえ物議をかもした点の多かったPC版のオリジナルのみにあったような要素は倫理的にカットですかね。まあ、それも込みでPC版の出来はボイスがなかったとしても最強だったと思います。どうしても原点を楽しみたい。ということになればやっぱPC版しかないわけで、うちの98機も15年前にはおしゃかになっているので、今オリジナルを遊べる環境を持っている人ってどれくらいいるのでしょう。わたし気になります。

発売近くなったら、追加情報も出るはずなのでこのブログでも積極的に取り上げていきたいと思います。

追加情報

リメイク版のOP映像が公開されたときの記事です。
ka-rinchaco01.hatenablog.jp



SS版
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PC-98版

PC版の時のファンブック。攻略本も兼ねてます。
[asin:4886411975:detail]