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すべてがFになる 第2話 蒼色の邂逅 感想 

アニメレビュー第8弾は『すべてがFになる』の続報記事。第2章 蒼色の邂逅 です。
※この先、ネタバレしていますのでご注意ください。

先週の私は、

記事を毎週のように更新し続けられるかはちょっと疑問。まさに内容によるかと。でも、面白そうなので継続して視聴はしていくつもりをしています。

すべてがFになる 第1話 感想  - アニメについて考えるブログ

と、まあ、こんな風に言っておりました。が、全面的に撤回させてください。
まさか、第2話からこんなに面白くなるとは思いませんでした。犀川先生ごめんなさい。
事前に想像していたよりずっといい。前クールの「乱歩奇譚」が後半グダグダになったことで、過剰な期待はしていなかったのですが、この作品は私の琴線にビンビン来ています。

あらすじ

まずは、簡単にあらすじを紹介したいところですが、正直苦手なのでここは、公式サイトの力をまた借ります。

ゼミ合宿で、真賀田研究所がある妃真加島にやって来た犀川と萌絵たち。ゼミ生たちがキャンプの夜を楽しんでいる中、萌絵は犀川と研究所を訪れていた。研究所の副所長・山根は、四季と連絡が取れなくなっていることを二人に告げ、彼女の安否を確かめるため、十五年間四季の許可なく開けることのなかった四季の居室の扉を開けることを決意する。

引用:アニメ「すべてがFになるTHE PERFECT INSIDER」公式サイトより
www.f-noitamina.com

これに、付け加えることがあるとすれば、”居室の扉を開けようとしたときシステムに異常が起きて勝手に扉が開く。中からは、ウェディングドレスを着た四季とおぼしき人物が台車に乗って出てきた。”って感じですかね。

気になる点はこの後トピックを立てながらまとめて行きます。

登場人物紹介

先週は、声豚目線から主要キャラを紹介しました。そちらはもう大丈夫そうですね。(なにが?)
今週から登場した人物で重要っぽい人を追加で紹介。

山根幸宏 CV:鈴木達央

真賀田研究所の副所長さん。なのに、生身の四季とは一回もあったことがない。いつもモニター越しの会話で、内容も仕事のことばかりでプライベートの会話もほとんどないとのこと。普段の様子を聞くと悲しいかな、ここの研究所は副所長にあまり権限がないと見える。
風貌は、ラフな格好したくたびれたおっさんに見えるが、犀川も似たようなものなので研究者って言うのはこういう人種なのか?年のころは、30代後半と見た。きっと、犀川と同年代ではないかと推測。
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最後のシーンで、研究者二名と警備員二名が登場したが、現時点での情報が少ないので今回の紹介は避ける。きっと来週以降は事件解決のため本編でもガッツリ紹介されるだろうからね。ちなみに、一緒にキャンプに来たゼミ生はモブのような気がするので紹介しない。

気になるトピックス

犀川と萌絵。それぞれの思惑

前話で、萌絵は犀川の気を引くためにゼミ合宿を利用し再び真賀田研究所を訪ねると宣言。結局は、その通りにことが進みましたね。しかも、前話では冒頭の高級マンションぐらいしかお嬢様要素を出していなかったのに、この話ではお嬢様キャラ全開。ゼミ生をうまく誘導しつつ使用人のごとく使います。
だだし、従来のお嬢様キャラのような高圧的な物言いで有無を言わせないという感じではなく、浮世離れし過ぎて手伝いたくなってしまうその姿は天性のものなのか。バーベキューのシーンでもその技は存分に発揮されます。それが、天然のモノか計算づくかは判断に苦しむところではありますが、どちらにしてもカリスマ性が高いのは間違いない。
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描写はありませんでしたが、この振る舞いは普通なら女子を中心にとことん嫌われそうなものですが、例えそんなことがあってもきっと意に介しないんでしょうね。

そんな萌絵に対して犀川はのらりくらりと受け流し続けます。
やはり象徴的なシーンはバーベキュー時に野外テーブルに向かい合って座っているときに、萌絵が夜空を見上げてながら

萌絵 「(四季が)15年もこんな景色を見てないなんて信じられない」
犀川 「でもそういう生き方も綺麗だよ」
萌絵 「えっ」
犀川 「自然を見て美しいと思うほうが不自然だ」「汚れた生活をしている証拠だよ」
萌絵 「そうでしょうか?」
犀川 「自然を遮断してそれでも生きていけるってことは、それだけ自分の中に美しいものがあるってことだろ」

この後、萌絵にも指摘されるわけですが、犀川真賀田四季に対する傾倒が単なるミーハーではなく思考にまで色濃く影響してるということを表していると思います。

犀川が酷いのはそのあと。萌絵の真賀田研究所に付き添わせる条件にデートの要求をしたら「勤務時間外は、嫌なことはしない」「駆け引きの材料に他人を持ち出すのはどうか」ってさんざん言っておいて、いざ研究所に付きそう道中に「サインでももらっちゃおうかなぁ」って真賀田博士への興味をおくびにも出さない態度。極めつけは萌絵の決死の告白に「西之園くん。ビール飲んだ?」だもの。サイテー。
ここら辺の、心理描写。特に、犀川の心理には興味があります。原作なら、もっと細かいところもついているんだろうなぁ。原作読みたいなぁ。

結局、この二人の関係は犀川を好きすぎるあまりどんなことしてもモノにしたいという西之園萌絵と、萌絵の恋心を利用しながら真賀田博士に合うという目的を果たしたい犀川創平ということになりそうです。

事件への舞台設定は整った

絶海の孤島といえば、ミステリーでおなじみの設定。そういう意味で、真賀田研究所のある妃真加島も絶好なロケーションなわけです。
しかも、
・フェリーには定期便がなく必要時に電話して寄ってもらう。
・ネットワークは外にはつながっておらず、四季とメールのやり取りも不可。
・携帯電話の電波も基地局がないのでつながらない。(創平の携帯で確認済み)

絵にかいたようなクローズドサークル。これで島が下界から隔離されていることがわかりました。

さらに、ここから研究所施設のセキュリティと事件に関係ありそうなことを抜き出してみました。

・研究施設の入り口にはカメラと認証システムが存在。
・研究所玄関にも認証システム。
・右手のひらの静脈認証と声紋認証のダブルチェック。施設入り口のも同じものと思われる。
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・認証システムは所員(副所長)の指示があればゲスト登録も可能。(権限は不明)
・サブシステムの名前はデボラ。施設管理については全部デボラで運用している。
・所内はほとんどの場所で喫煙可能。(煙探知機はない?)
・所長はヘリコプターで任意に島外に出ることが可能。今回は四季の妹を迎えに行ったとのこと。
・萌絵の頭痛薬を持ってきた台車の名称はビーワン。運用はデボラが行っている。
・四季はいくら呼び出しても返事がない。(この前に、四季は施設の部屋から出たことがないと言及されている)
・四季の部屋がロックされている。ソフト的なトラブルとのこと(山根副所長の見解)
・萌絵たちが山根の部屋を訪ねているときにシステムが復旧。
・四季の部屋の前室に入るにもセキュリティが存在。
・前室には警備室が付属。警備室から四季の部屋のロックを解除することが可能。(内側から開くかどうかは言及されていない。
・15年間四季に無断で外部からロックを解除したことはない。

・・・。思いのほかありました(汗)。
セキュリティレベルはかなり高そうです。気になるのは、デボラというシステム。デボラって聞いたらDSのドラクエVの追加嫁候補を思い出しました。スペックが高くて・・・。って、違います。施設管理システムです。
[asin:B000UTI27E:detail]

デボラの印象としては万能感がありますね。音声認識だし、指示したら台車はちゃんと動くし、これでお茶を入れたら執事ロボットですね。とはいえ、何か穴がありそうですね。完璧に見えるシステムほど怪しものはないですから。
ちなみに、デボラのことを山根はサブシステムと呼んでいましたが、船上の犀川との会話で真賀田四季がメインシステムと言っていたことが名実ともに証明された形になったわけですね。

この後、満を持して事件が起きるわけですが、事件については次の項で。

事件?発生。台車に乗っていたのは博士か人形か。

システムが不具合を起こす中、明滅する照明の中から出てきたのは台車に乗ったウエディングドレス姿の真賀田博士?。みんなが、人形だと疑う中、萌絵だけは真賀田博士だと断定します。なぜ、萌絵は真賀田博士と断定したのか?。根拠は何か?。気になります。
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四季だとして、ダルマ状態なのにウエディングドレスに一切の血痕が見当たらない点が不可解です。台車に乗ったあの状態で、腕はほぼないと思って間違いないでしょう。足は折りたたんでいるという可能性がありますが腕を折りたたんではドレスが着れません。
あれは人形で、四季のおちゃめないたずらなら、現状でわかっていることに説明がつくのですがね。
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この状態で、いくら考えてもわかりっこないので来週を楽しみ待つとしますか。

最後に
本当は、主題歌についても触れておきたかったのですが、思いのほか話が動いてしまったのでかけませんでした。いつか書きたい。っていうか、先週ほとんど話が動かないなんて愚痴ったせいなのかもしれません。本当に余計なこと言ったわ。
いやあ、待ち遠しい一週間になりそうです。

第2話について書かれている他の皆さんのブログも紹介。
chemi-mizuki.hatenablog.com
b9life.hatenablog.com