アニメヲススメ

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櫻子さんの足下には死体が埋まっている 第弐骨 あなたのおうちはどこですか 感想

アニメレビュー第9弾『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』の第2話の感想です。
前話の感想記事はこちら
ka-rinchaco01.hatenablog.jp


第1話ではAパート開始早々から旭川を離れ留萌・増毛方面に骨を探しに行ってしまった櫻子さんたち。第2話はちゃんと旭川で事件が起きます。

あらすじ

あらすじは、まず公式HPのものを引用させてもらいましょう。

正太郎は深夜のコンビニで幼女を保護する。「いいちゃん」という愛称以外、名前も住所も分からない。
いいちゃんのリュックに血痕を見つけた正太郎は、警官の内海を連れて櫻子のもとを訪れる。
『骨』以外にも該博な知識を持ち合わせている櫻子は、時として探偵さながらの推理をしてみせるのだ。
櫻子はいいちゃんの『ある特徴』に目を留める。身元を割り出すことに成功した一同は、いいちゃんの家を訪れる。
だが、そこで目にした光景に正太郎は息をのむ。

|アニメ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」公式サイト

意外と暑い旭川

第1話の寒々しい春先の日本海の映像を見せられたかと思えば、一転し季節は過ぎ去りいきなり真夏になりました。北海道とはいえ真夏はそれなりに暑いものです。特に、内陸に位置する旭川は真夏の最高気温が30度を超える日もあり、夜も熱帯夜になることもしばしば。それでも本州の暑さから比べたら生易しいものなんでしょうけどね。

後味はよくないが救いのあった事件の内容

事件の内容としては決して後味のいいものではありませんでしたが、それでも救いがある内容に一安心。探偵ものにこういうツッコミを入れるのは憚れるがそれにしても櫻子さんのやりたい放題ぶりはちょっと心配になるレベル。結果論としてはああちゃんを救うことはできたので良しとすべきなのか。
まあ、櫻子さんの暴走も気になるが、道警の無能っぷりも1話同様に大丈夫か?とこちらも心配になる。現場保存や、証拠採用や、その後の公判がちゃんと維持できるのか、大きなお世話をしたくなります。

ただ、演出上こうでもしないと櫻子さんに活躍の場は永遠に来ないわけで、ここら辺は見る側が折り合いをつけないといけませんね。むしろ、細かいことが気になる(by杉下右京)人はこのアニメを見るのに向いていません。いや、探偵小説を読むのも向いていないと思いますよ。

キャラクター紹介

前回は主人公二人の紹介にとどめましたが、今回から本格参戦したお2人を紹介。

鴻上 百合子 CV:今村彩夏

第1話で正太郎が引かれた猫の埋葬をする際に手伝ってくれた心優しきJK。今回はランニングスタイルで登場です。
いいちゃんの身元を伝えるという重要な役割があったとはいえ今回もそれほど出番があったわけではありませんが、内海さんがとのやり取りから事情を察する能力はハイスペックだと思います。それに、猫の一件を加えてもできる優等生キャラなのは間違いありません。今後の活躍に期待です。
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内海 洋貴 CV:高橋広樹

交番勤務の警察官。第1話ではあくびしか出番がありませんでしたが、この話ではストーリの中核を占める大事な役どころ。消して悪い人ではないのですが、警察官としては能力を疑われる発言や行動の数々。っていうか、この世界では道警の皆さんは実力を画しているんですよ。絶対。
とはいえ、最後には刺されながらも再びヤク中のキ○ガイに突撃していったのは立派ですね。あの場面をみて警察官ということを思い出しました。
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ちなみに、北海道の田舎の人は、駐在所*1(交番ではない)の警察官のことを駐在さんと呼び、交通取り締まりを行う(特に交通機動隊)警察官をなぜか道警と呼ぶ。なので、北海道警察と書かれたパトカーが巡回していても駐在所の車両だとわかれば道警とは呼ばない不思議な土地柄です。たぶんごく少数派だとは思いますが。

感想などちらほら

後味の悪さの正体

櫻子さんのやりたい放題と、道警のふがいなさは気にしないとして、事件としてはやっぱり後味が悪い。特に、いいちゃんと母親の関係性において虐待があったかどうか、そしてその程度については検証が不可能になった今、あそこまで櫻子が断定するのはいささか度が過ぎるのではないかと思いました。
また、あのヤク中の男についてもEDのクレジットでは内縁の夫とされていましたが、どれほどの夫婦関係があったかは描かれていないのであとは個々に想像するしかないわけで、そうなると余計に、誘導されているような感じがする。そこに、制作側の押しつけがましさを感じてしまったことが、後味の悪さの一員だと思います。
ただ、救いなのは二人の姉妹?が無事助かったことにつきます。妹の後遺症の有無は気になるところですが、それでも生きて救い出せたということはよかったことだと思います。

北海道小ネタ

北海道らしさを盛んにアピールしようとする本作。ロケハンの素晴らしさは前回に引き続き第2話でも健在。民家にちゃんと備え付けの灯油用のホームタンクが設置してあるところとか、公園の様子とか細部にまでこっています。ここからは、登場した北海道ならではのモノを紹介

めんみ

高校生まで有名企業のキッコーマンで売っているから全国展開していると思っていた商品。道民がこよなく愛するめんつゆです。ちょっと甘みが強いのが特徴。しかし、我が家では10年位前から創味の・・・・。
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かつげん・リボンナポリン・コアップガラナ

道民が愛飲しているジュース類。かつげんはスーパーをはじめだいたいの小売店で普通に売っているが、ナポリンガラナセイコーマートで売っている印象が強い。特に他のコンビニチェーンでは扱っていない店が多い。
ガラナは、キリンの北海道ガラナと小原のコアップガラナがあるがコアップガラナのほうが甘みが強くてガツンと来る美味さ。道民の中にはコーラよりも愛飲している人も多いとか。
リボンナポリンは何故かペルソナシリーズの回復アイテムとして自販機に売っていたのでそこで知っている人もいるのでは。
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高橋製菓のビタミンカステーラ

旭川が誇る3時のおやつ。子どもはもちろん大好きだが、農家にとっても休憩のおやつとして欠かせない逸品。このカステーラはなんといってもコストパフォーマンスに優れているうえに腹持ちもいい。そのことが、農家のおやつに選ばれている最大の理由だと思います。子どものころは、一本ペロッと食べれたのに、多分今では半分でちょうどいい感じですね。
ちなみに、長崎銘菓のカステラとは食感がだいぶ違います。
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最後に

最後の方は北海道の味覚紹介コーナーになってしまいました。(汗)
この作品の方向性がだんだんわかってきましたね。このさき、どういった事件に巻き込まれるのか注目していきたいところです。
来週も楽しみです。

*1:警察官が1名常駐し、住居と兼用になっている施設